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就活中の人もきっと気になる「エンジニアとキャリア」のお話

大学生の皆さんにとって「キャリア」という言葉は聞いたことはあっても、あまりなじみは無いのではないでしょうか。

キャリアを辞書で調べると、経歴や経験、また職業と説明していますが、世間一般的には職務経歴のような意味合いで使われることが多いと思います。

簡単に言えば、就職や転職などの経歴や、仕事を通じて身につけた知識や技術や経験のことですね

そのキャリアという言葉について、エンジニアの観点から少し書いてみたいと思います。

エンジニアとしてのキャリアの始まり

あなたがITエンジニアとしてスタートをきったとしましょう。

ITエンジニアとして初めて就職したあなたは、当然のことながらまずは新入社員としてのキャリアがはじまります。

インターンや資格取得などを学生時代に経験した場合は多少は違いますが、そうでもない場合は、未経験の状態で社会人生活がスタートするはずです。その後、数か月の新人研修を経て配属先が決定し、はじめての業務がはじまります。

ITエンジニアと一口に言っても実際はさまざまな職種がありますので、入社後に手掛ける仕事は人それぞれ。

先輩社員のフォローや打ち合わせへの同行、インフラエンジニアであれば自社や客先でのサーバー保守業務、プログラマーであれば課題を与えられて初歩的なプログラム作成などさまざまでしょう。

つまり、いろいろなスタートの形はありますがキャリアというものは未経験から始まるものなのです。

キャリアを積むことの意味

新人であればだれもが初歩的な業務からスタートしますが、時間経過にともない手掛ける業務は変化していきます。

日々、エンジニアとしての経験を積みスキルを磨いていくことは当然ですが、技術や知識が増えるだけでなく、さまざまな組織の中でコミュニケーション能力などを含むヒューマンスキルも一緒に磨いていくことになるわけです。

かつては先輩のフォローをしていた人が後輩にフォローしてもらう立場へと変わることもあるでしょう。保守やメンテナンスをするだけの立場から設計や開発といった上流工程の仕事をする立場になったり、プログラマーからプログラムも書けるシステムエンジニアへという人もいます。
もちろん、周りの人の協力を得てより大きな仕事や役割をこなすようになることもあります。

こうした単に1つの技術だけでなく、さまざまなことを経験し積み重ねていくことがまさしく「キャリアを積む」ということになります。

サーバー系エンジニアのキャリアマップ

それでは少し、サーバーに携わるエンジニアのキャリアについて掘り下げたいと思います。

インフラのサーバー系を専門にするエンジニアの場合、Linux OSに関する基本的な知識以外に、セキュリティ、データベース、ネットワークに加えて、オープンソースソフトウェアやクラウドに関する知識が必要になります。

とりわけ、クラウド技術に関しては日進月歩で変化のスピードが驚異的に速く、最新の技術へのキャッチアップが必要になります。

DXのように業界全体で何が求められているか(ニーズ)、5GやAIのようなトレンドやブレイクスルーにつながる技術(シーズ)の探求も必要になるでしょう。

インフラエンジニアとしてのキャリアを積む方法もさまざまです。

運用や保守からはじまって、構築や設計に進む道。

インフラを含めたシステム全体の設計を極めるシステムエンジニアへの道。

その重要性からより専門性やコンサル能力が要求されるセキュリティエンジニアへの道。

オンプレミスとクラウドサービスの連携を極めるクラウドエンジニアへの道。

そして、インフラエンジニアとしての経験を生かしてほかのIT分野への道。

など、様々なキャリアパスがありますが、最終的にどういうキャリアを描くかは自分次第といえます。

オープンテクノロジーのキャリアマップ

一方で、上記に挙げた例の中で「これだ!!」って思う姿があった時、そのためにはどういうスキルを得ていかなければならないか、疑問に感じている方も多いのではないでしょうか。

そんな方々に向けて私たちLPI-Japanでは、汎用的に使えるオープンテクノロジーの認定をマップ化してみました。

オープンテクノロジーのキャリアマップ

それぞれが目指すエンジニアのタイプ(役割や職種)に応じて必要となるスキルは違いますが、タイプに応じて必要となるオープンテクノロジーの認定をわかりやすく整理したのが特徴です。

どのようなキャリアに進むにしてもLinuxは必須の技術である、ということからLinux技術者認定「LinuC(リナック)」をベースとしていますが、こちらを参考にすれば自分が目指すタイプのエンジニアとして段階的かつ効率的にステップアップできるのではないかと思っています。

まとめ

このように、認定は目指すキャリアに向けた必要なスキルを具体的に示してくれますし、どこまでのスキル習得に到達しているのかというスキルの可視化もしてくれます。

認定取得がエンジニアにとっては成長への動機付けになるのはもちろんですが、企業における活躍の場を得る機会の獲得にもなるでしょうし、処遇改善にもつながることもあるでしょう。

誰にでも未経験の時はありますが、どちらの道に進むかは自分次第です。認定をうまく活用して、より良いキャリアを築いてもらえればと思います。
まずは資格取得からITエンジニアとしてのキャリアをスタートしてみてはいかがですか?


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