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LinuCは、自分の進みたい道をはっきり分からせてくれた認定です。

インタビューに答えてくれた方

安田 順(ヤスダ ジュン)さん。株式会社アルプス技研にてエンジニアとして活躍中。

Q1.取得している認定について教えてください。

取得しているのはLinuCレベル1です。今はLinuCレベル2の201試験には合格しており、202試験の合格に向けて勉強をしている最中です。

I Tエンジニアとしてのキャリアは8年になり、IT系の資格で言えばLinuC以外にもCCNAやITILファンデーション、AWSの認定をいくつか持っています。

Q2:LinuCを知ったきっかけと、受験する(認定を取得する)ことを選んだ理由について教えてください。

前職のときにLinuCリリースのニュースを見て知ったのがきっかけです。しっかりとした日本品質で開発したというところに魅力を感じて受験しました。

元々はネットワークエンジニアとして働いていたのですが、自分自身のキャリアアップを考えたときにネットワークだけでなくサーバーの知識を身につけて幅広い業務を担えることをアピールポイントにしようと考えてLinuCの勉強を始めました。その結果、現職(アルプス技研)に転職を果たすことができました。

アルプス技研は社内で結構活発に勉強会を開催するなど社員教育に熱心な会社なんですが、自分がアピールポイントとした認定取得を評価してくれたので、とても良かったと思っています。

Q3:LinuCの認定取得を通じて得た知識はどのような業務に役立っていますか?

主にインフラ構築を業務としていることもあり、検証環境をちょくちょく作ることがあるんですが、サーバーの構築や運用・管理のスキルが身についたことで自分でも色々試せるようになったことだと思ってます。

ネットワークの知識しかないと“道”としてのネットワークを作ってそれが稼働しているところまではわかるのですが、「サービスそのものが動く様子」までは分からないので、それがサーバーを扱えるようになってサービスを開発する実感をつかめるようになったことで、仕事にやりがいをすごく感じるようになりました。

また最近の検証環境はコンテナを使って構築しては潰す、ということを繰り返すことが増えてきていて、LinuCレベル2201試験で学んだコンテナ関連の内容が役に立っているな、と感じることがあります。仮想化技術の習得は現在のシステム開発の中では必須で、認定取得の勉強で全て習得できるわけではないですが、間違いなく業務で役に立つと思います。

あとは体系立てて技術を学習できているので、リーダーやお客さんに説明を求められた時も説明も早く済ませられるし、うまく説明もできているかな、と思っていますね。

Q4:LinuCの認定試験の特徴はどのようなところにあると感じますか?

LinuCのレベル1で比較すると、そのジャンルの基礎が学べるという意味でCCNAや他の資格と大きな違いはないように感じました。

ただ、LinuCレベル2201試験のあたりから実務で本当に知っておかないといけないようなスキルがまとまっているな、と思いますし、202試験の領域になってくると、具体的なサーバー構築のスキルを問われるようになるので、とても実践的な内容になってくるな、と感じています。

Q5:LinuCの認定を取得したことで得られたご自身にとっての一番のメリットは何だと思いますか?

一番のメリットは、転職を実現できたことだと思ってます。ネットワークだけでなくサーバーまで扱えるという技術の幅をアピールポイントにして今の職場に転職できたのは本当に良かったと思っています。

あとは今後の目指したいキャリアも具体的になったのも良かったと思います。

将来的にはクラウドエンジニアを目指しているんですが、LinuCのレベル2の範囲やAWSの勉強をしてきたことでますますLinuxの重要性がわかったので、LinuCレベル2の認定が取れたらレベル3まで挑戦したいと考えています。

転職も実現できたし、今後の目指したいキャリアと必要な技術もわかったので、LinuCをとって本当に良かったなと思います。

Q6:どのような教材を使って学習しましたか?学習方法と合わせて教えてください。

今まで1試験あたり3ヶ月くらいの勉強期間を設けていて、平日は1−2時間+通勤時間、土日は5−6時間くらいを勉強に充てていました。今は202試験に向けて勉強をしていますが、だいたい同じくらい勉強をしています。

教材は翔泳社から出版されているLinux教科書(通称:あずき本)を読んでPing-tで問題を解いて、自分で構築した学習環境を使って問題で問われた内容について実際にコマンド操作などをして確認をするということを繰り返しています。

以前は安く手に入れたラズパイを使ってLinux環境を用意していましたが、今はVirtualBoxを使っていくつものディストリビューションをインストールして試す、というやり方ですね。

学習環境を構築したのは、LinuCは出題範囲が広くて暗記できる範囲を超えていると思ったので、実際に試してみないとダメだと思ったからです。読んでいるだけだとイメージが湧かないので、自分には読むだけはキツイなと思いました。

Q7:受験するにあたってLinuCのホームページで役立ったコンテンツはありますか?

出題範囲や受験手続きの仕方までLinux教科書(通称:あずき本)に書いてあるので、あまりホームページは見なかった、というのが正直なところです。

ただ例題解説は使いましたね。たくさん問題もあるし、結構使えると思います。

Q8:受験するにあたって、LinuCのホームページ以外で参考にしたサイトや動画などあれば教えてください。

Ping-tくらいです。

Q9:エンジニアとしての今後のキャリアはどのようにお考えですか?

クラウドエンジニアになりたいと思っているので、AWSの認定だけでなくLinuCレベル3の認定取得を目指すつもりです。認定は自分のスキルを形にして他人に見せることができるので、LinuCレベル3を取ったらしっかりアピールに使っていこうと思います。

Q10:これからLinuC取得を目指す人に「一言」お願いします。

エンジニアとしてやれることが増えるし、将来のなりたい姿を見つけるきっかけにもなる認定だと思います。自分のスキルの選択肢を増やせる認定なので、ぜひ挑戦してみてください。

このインタビューは2023年9月末に行いました。


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